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浪費のシーズン

浪費のシーズン

2014年に、米国のデータセンターでは、約1000億キロワット時(kWh)のエネルギーを消費しました。踏んだり蹴ったりなのは、この急速に拡大する需要をサポートするために必要な電力は、全体的に非効率で、ほとんどが1世紀以上前に作られたインフラに基づいた送電網から送られてきます。この浪費が、どれだけ大きいのでしょうか? 送電網は、わずか100Wが必要なデジタル・チップの需要を満たすために、150Wの電力を供給することが分かりました。さらに、電力変換によって、すべての電力損失が熱に変換されるため、無駄なエネルギーの量はさらに大きくなります。つまり、高価でエネルギー集約型の空調によってサーバー・ファームから熱を除去する必要があります。電力損失の1Wを除去するための空調に約1Wかかり、この電力変換プロセスの非効率性を効果的に倍増しています。

より高効率、低コストで電気を変換することができる新素材が出現しています。サーバー・ファームの電源アーキテクチャによって、この最終段の非効率性を排除すると、年間70億kWhの直接的な節約を実現することができます。空調のエネルギー・コストを追加すると、これが2倍になり、米国内だけでサーバーが消費する全エネルギーの約14%にものぼります。コスト削減も重要です。1 kWh当たりの平均コストは0.12米ドルで、年間17億ドルの削減になります。これには、電力変換器の数の削減や空調によるシステム・コストの追加削減を含んでいません。

英Datacenter Dynamics誌
2015年12月15日
By: Alex Lidow
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