熱解析によるGaN FETのスイッチング・レッグの最適なデッドタイムの選択
著者:Salvatore Musumeci、Fausto Stella、Vincenzo Barba、Marco Palma
窒化ガリウム(GaN)・デバイスでは、デッドタイムを正しく選択することが重要であり、パワー・エレクトロニクス・システムの全体的な性能、効率、信頼性に大きな影響を与えます。デッドタイムの選択が正しくないと、電力損失の増加、効率の低下、デバイスの動作温度の上昇など、さまざまな問題が発生する可能性があります。この論文では、ハードスイッチング・コンバータに採用されているGaNデバイスの動作温度に対するデッドタイムの影響を調査します。最も高温のスイッチの動作温度を最小限に抑えるためのデッドタイムを選択する測定方法が提案されています。デバイス電流の関数としての最適なデッドタイムは、実験的に導き出されます。取得したデータは、最適な熱導出デッドタイムと測定されたデバイスのスイッチング異常を比較することによって事前に検討します。
メーカーからのLTspiceデータまたはデータシートに基づくeGaN HEMTの正確に解析したパラメータ化可能なMatlabモデルと、最適設計でのそのアプリケーション
著者:Timothe Delaforge、Marco Palma、Michael De Rooij
この論文では、Matlabで実装された窒化ガリウムの高電子移動度トランジスタ(GaN HEMT)の正確でパラメータ化可能な解析モデリングについて説明します。この提案されたモデルは、GaN HEMTの内部波形とコンバータ波形の両方の等価電気回路の時間分解能に基づいています。このモデルは、パラメータ化可能で、損失に対する各設計パラメータの影響を迅速かつ正確に評価できます。GaN HEMTの物理パラメータは、サプライヤのLTspiceモデルから直接提供されるか、データシートから適合させることができます。このモデルは、オリジナルのLTspiceモデルと同じくらい正確で、パワー・エレクトロニクス・コンバータの自動設計システムに統合できます。
チュートリアル:DCDCやモーター駆動の用途向けのGaN FETとGaN集積回路
講演者:Marco Palma、Michael De Rooij、Ph.D.
窒化ガリウム(GaN)のパワー半導体は、多くのパワー・エレクトロニクス用途での採用が増えています。最近、GaNデバイスは、MOSFETベースのインバータと比べたとき、超低可聴放射、小型、高い直流対機械効率、部品点数の削減、精度制御の向上などの驚くべき利点を備え、小型、高効率な DCDCコンバータや、BLDCモーター駆動に食い込んできました。
このチュートリアルの目的は、GaN FET、および新たに出てきたGaN集積回路の可能性を最大限に活用し、それらを高度なDCDCコンバータやBLDCモーター駆動の用途に実装できるようにするために必要なツールと理解を技術者に提供することです。このセミナーは、主な4つのセクションで構成されます;1)GaN FETの重要な際立った特性の紹介、2)GaN FETとICを使った設計の基礎、3)セクションIIで説明した技術を実証するGaNベースのDCDCおよびモーター駆動の用途例、4)最先端のGaN集積の更新です。
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