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Efficient Power Conversion(EPC)、拡張現実感や自動運転車において優れた解像度が得られるeGaNパワー・トランジスタを発売

Efficient Power Conversion(EPC)、拡張現実感や自動運転車において優れた解像度が得られるeGaNパワー・トランジスタを発売

eGaN® FETの新製品EPC2040は、拡張現実システムや自動運転車における3次元(3D)検出の誘導のために使われるLiDAR(光による検出と距離の測定)など、パルス・レーザーのドライバに依存する用途で分解能と精度を高められる非常に高速かつ一貫性のあるスイッチングを提供します。

エフィシエント・パワー・コンバージョン社(EPC:Efficient Power Conversion Corporation、本社:カリフォルニア州エルセグンド)は2016年2月5日、高速が要求される最終用途向けに、高解像度、高速応答時間、高精度を可能にする非常に小型で高速スイッチングの窒化ガリウム・パワー・トランジスタ「EPC2040」を発売しました。全温度範囲にわたってしきい値の安定性が高いため、レーザーが加熱されても高い安定性が得られます。例えば、この製品は、自動運転車の誘導システムや拡張現実プラットフォームの心臓部となる技術であるLiDAR(光による検出と距離の測定)で使われるパルス・レーザーのドライバに最適です。EPC2040の優れた特性によって、これらのシステムの精度を高められ、高解像度化を実現できます。

eGaN FETであるEPC2040のゲートしきい値の温度係数が小さいことは、最終用途のシステム特性の強化に貢献します。この特性によって、全動作温度範囲にわたってレーザー・ダイオードの低電力化と高品質のシステム動作を可能にする一貫性のある結果が得られます。

拡張現実システムでeGaN FETを使用する利点には、パルス幅を狭くできるのでレーザー・ダイオードの放熱を抑えられること、レーザー・ダイオードのドライバの放熱が小さいために高効率化できること、eGaN FETの実装面積が小さいことによってシステムを小型化できること、EPC2040が温度に対して安定なので一貫性のある動作が実現できることなどがあります。

EPC2040は、高周波で狭いパルス幅が要求される用途向けに特別に設計されました。これらは、自動運転車における衝突回避や誘導システムの心臓部であるLiDAR技術の解像度を向上するために重要な要素です」と、ストラテジック・テクニカル・セールス部門バイス・プレジデントのSteve Colinoは指摘しています。

米国での参考価格と購入方法

パワー・トランジスタEPC2040の1000個購入時の単価は、0.65米ドルです。

EPCについて

EPCは、エンハンスメント・モード窒化ガリウムに基づいたパワー・マネージメント(電源管理)・デバイスのリーダーです。EPCは、最高のシリコン・パワーMOSFETよりも何倍も優れたデバイス特性を備えたエンハンスメント・モード窒化ガリウム・オン・シリコン(eGaN)FETを初めて製品化しました。DC-DCコンバータワイヤレス・パワー伝送包絡線追跡、RF伝送、パワー・インバータリモート・センシング技術(LiDAR)D級オーディオ・アンプ などの用途で、パワーMOSFETを置き換えられます。

報道関係の問い合わせ先

Efficient Power Conversion Corporation:Joe Engle、310.986.0350、[email protected]

eGaNは、Efficient Power Conversion Corporation, Inc.の登録商標です。