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Efficient Power Conversion(EPC)、拡張現実向けに最適化されたデバイスを備えたeToFレーザー・ドライバICの製品ファミリーを拡張へ

Efficient Power Conversion(EPC)、拡張現実向けに最適化されたデバイスを備えたeToFレーザー・ドライバICの製品ファミリーを拡張へ

Efficient Power Conversion(EPC)は、ロボット、ドローン、3次元センシング、ゲーム、自動運転車などの飛行時間(ToF)型Lidar(光による検出と距離の測定)アプリケーション向けに、より高性能でより小さなソリューション・サイズを実現できる新しい窒化ガリウム(GaN)集積回路(IC)の製品ファミリーを拡張したと発表しました。

EPC(Efficient Power Conversion Corporation、本社:カリフォルニア州エルセグンド)は3月23日、ロボット、ドローン、拡張現実、ゲームのアプリケーションで使われる飛行時間(ToF:time-of-flight)型Lidar(光による検出と距離の測定)システム向けに、ゲート・ドライバと、低電圧差動信号(LVDS)論理レベル入力を備えた40 V、10 AのFETを集積したワン・チップのレーザー・ドライバを製品化しました。

今回の新製品「EPC21603」は、LVDS論理を使って制御されるレーザー・ドライバで、100 MHzを超える非常に高い周波数で動作し、最大10 Aのレーザー駆動電流を変調する超短パルス(2 ns以下)が実現可能です。EPC21603は、EPC独自のGaN IC技術を使って、ドライバとeGaN® FETをワン・チップにして 、面積がわずか1.5 mm✕1.0 mmのチップスケールBGA(ボール・グリッド・アレイ)パッケージに収めています。LVDS論理で制御できるので、拡張現実などの雑音耐性が重要なアプリケーション向けに、eToF™レーザー・ドライバICをFPGAから制御できます。

EPC21603 eToF Laser Driver IC

ワン・チップに集積することによって、設計、レイアウト、アセンブリが容易になり、プリント回路基板のスペースが節約され、効率が向上し、コストを削減できます。この製品ファミリーは、エンド・ユーザー・アプリケーションの全体にわたって、ToFソリューションのより迅速な採用と普及の増加を可能にします。

EPC21603は、飛行時間型Lidarシステムのサイズとコストを削減すると同時に、性能を劇的に向上させる新しいGaN ICファミリーの最初の製品である最近発表したEPC21601のファミリーに追加する製品です。この新しいGaN集積回路ファミリーでは、より大きな電流、より高い電圧に拡大し続けるだけでなく、追加の制御機能と論理機能をワン・チップに集積していきます」と、CEO(最高経営責任者)で共同創立者のAlex Lidow(アレックス・リドウ)は述べています。

開発基板

開発基板のEPC9156は、eToF™レーザー・ドライバICのEPC21603を搭載し、主に短い大電流パルスでレーザー・ダイオードを駆動することを目的としています。最小パルス幅は2 ns以下、ピーク電流は10 A、バス電圧定格は30 Vです。

米国での参考価格と入手方法

eToFレーザー駆動ICのEPC21603の単価は、50万個購入時で1.00米ドル以下です。 開発基板 EPC9156の単価は465.23ドルです。

EPC21603およびEPC9156は、米Digi-Key社のウエブサイト(https://www.digikey.com/en/supplier-centers/epc)から入手でき、即座に配送されます。

EPCについて

EPCは、エンハンスメント・モード窒化ガリウムに基づいたパワー・マネージメント(電源管理)・デバイスのリーダーです。EPCは、最高のシリコン・パワーMOSFETよりも何倍も優れたデバイス特性を備えたエンハンスメント・モード窒化ガリウム・オン・シリコン(eGaN)FETを初めて製品化しました。DC-DCコンバータワイヤレス・パワー伝送包絡線追跡自動車パワー・インバータリモート・センシング技術(Lidar)D級オーディオ・アンプ などの用途で、パワーMOSFETを置き換えられます。

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