ePower™ StageのEPC2152は、デモ・ボードEPC9146で実証されているように、高性能で低コストのBLDCモーターを利用した高性能で小型のソリューションを可能にします。
EPC(Efficient Power Conversion Corporation、本社:カリフォルニア州エルセグンド)は5月4日、400 Wのモーター駆動用デモ・ボード「EPC9146」を製品化しました。この電源基板EPC9146は、3つの独立に制御できるハーフブリッジ回路を備え、ゲート・ドライバが集積されたモノリシックePower™ StageのEPC2152を搭載し、最大デバイス電圧は80 V、最大出力電流は15 A(10 ARMS)です。インバータ基板の面積は、わずか81 mm✕75 mmで、出力電力400 Wで効率98.4%以上が得られます。
EPC9146は、個別に設計された連携基板と組み合わせることができ、ユーザーは、既存のリソースを活用して迅速な開発を行うために、さまざまな主流のマイクロコントローラ基板を介して、この電源基板を直接制御できます。EPC9146は、ロボット、ドローン、電動自転車、電動スクータ、多相インタリーブ型バック(降圧型)・コンバータ、フルブリッジ・コンバータ向けの3相モーター駆動回路を含む複数のアプリケーションをサポートするように構成できます。
「eGaN® FETと集積回路eGaNは、BLDCモーターのサイズと重さをさらに削減し、可聴雑音を削減し、反応時間を短縮するためにトルクを改善し、効率を高めるために必要な高速スイッチング、小型、低コストを実現できます。EPC9146は、集積化パワー段であるEPC2152の能力を発揮する理想的な例であり、GaNが提供する設計の簡素化と性能の向上を活用できるアプリケーション領域を拡大します」とCEO(最高経営責任者)のAlex Lidow(アレックス・リドウ)は述べています。
米国での参考価格と入手方法
デモ・ボードEPC9146の単価は326.52米ドルです。
米マイクロチップ・テクノロジーのデジタル・シグナル・コントローラ(DSC)dsPIC33EP-MCを搭載したマイクロコントローラ連携基板も含む評価キットEPC9146KITA の単価は、555.98ドルです。
どちらのオプションも、米Digi-Key社のウエブサイト(https://www.digikey.com/en/supplier-centers/epc)から入手でき、即座に配送されます。
EPCについて
EPCは、エンハンスメント・モード窒化ガリウムに基づいたパワー・マネージメント(電源管理)・デバイスのリーダーです。EPCは、最高のシリコン・パワーMOSFETよりも何倍も優れたデバイス特性を備えたエンハンスメント・モード窒化ガリウム・オン・シリコン(eGaN)FETを初めて製品化しました。DC-DCコンバータ、 ワイヤレス・パワー伝送、 包絡線追跡、自動車、パワー・インバータ、リモート・センシング技術(Lidar)、 D級オーディオ・アンプ などの用途で、パワーMOSFETを置き換えられます。
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報道関係の問い合わせ先
Renee Yawger 電話:1.908.475.5702、電子メール:[email protected]
eGaNは、Efficient Power Conversion Corporation, Inc.の登録商標です。