EPC9111:デモ・システム

EPC9111 : A4WP互換、ZVSの D級ワイヤレス・
パワー・システム

EPC9111は、6.78 MHzで動作するA4WP互換、ZVSのD級ワイヤレス・パワー・システム向けの完全なデモ・キットです

ワイヤレス・パワー・システムEPC9111は、以下3つの回路基板で構成されています:
1)給電基板(送信器、またはパワー・アンプ)の EPC9506
2)クラス3のA4WP互換の給電コイル(送信コイル)
3)整流器と直流平滑コンデンサを備えたカテゴリー3のA4WP互換の受電コイル

給電基板には、40 VのeGaN® FETであるEPC2014のハーフブリッジ構成(シングルエンド構成の場合)、または、フルブリッジ構成(差動構成の場合)を搭載し、6.78 MHzでのシステム動作を確実に行うためのゲート・ドライバ(1個または複数)や発振器も含まれています。この給電基板は、外部発振器を使って動作することもできます。

この給電基板は、電源からアンプへの電流を制限するプリレギュレータを備えています。このプリレギュレータは、メインアンプのFETの温度もモニターし、温度が85℃を超えたら電流を減らします。このプリレギュレータは、専用の制御ハードウエアでテストするためにバイパスすることができます。この基板は、正確な電力測定装置に接続することができる重要な測定ノードを簡単に利用できます。

給電と受電のコイルは、ワイヤレス給電の業界団体(A4WP)の規格に準拠し、6.78 MHzで動作するように、あらかじめ調整されています。給電コイルはクラス3、受電コイルは、カテゴリー3に準拠しています。

受電基板には、フルブリッジ整流器に基づく高周波ショットキ・ダイオードと、フィルタされ安定化されていない直流電圧を供給する出力フィルタを備えています。この受電基板は、2個のLEDを備え、電力を示す1つの緑色LEDは、出力電圧が4 Vに等しいかそれ以上を示し、2つ目の赤色LEDは、出力電圧が最大、すなわち、37 以上に達したことを示します。この受電基板は、ハーフブリッジ整流器として構成することもでき、2出力電圧での動作が可能です。