100 VのGaNベース・インバータのリファレンス・デザイン。相電流50 ARMS、検出回路搭載で、最高150 kHzのPWM(パルス幅変調)動作を実現。
カリフォルニア州エルセグンド – 2026年3月12日 – エンハンスメント・モード窒化ガリウム(eGaN®)のパワー・デバイスの世界的リーダーであるEPC(Efficient Power Conversion Corporation、本社:カリフォルニア州エルセグンド)は3月12日、ロボット、イーモビリティ、ドローン、産業自動化、バッテリー駆動システムにおける高効率モーター駆動用途の開発を加速するために設計した完全な3相BLDCモーター駆動用インバータの評価基板「EPC91202」を製品化したと発表しました。
EPC91202は、耐圧100 VのeGaN FETである EPC2361を搭載し、最大70 Aのピーク電流(実効値50 ARMS)を出力できます。最高150 kHzのPWM(パルス幅変調)周波数でスイッチングできるため、シリコン・ベースのモーター駆動ソリューションに比べて、モーター雑音が低減され、1A当たりのトルクが大きく、直流リンクのサイズとコストも削減できます。
EPC91202基板は、GaNベースのパワー段に加え、完全なインバータに必要なすべての回路を備えています。これには、ゲート・ドライバ、ハウスキーピング電源、電圧と温度のモニター回路、高精度電流検出回路、保護回路などが含まれており、高密度GaNモーター駆動回路の設計を迅速かつ容易にテストして使用できます。
EPC91202は、14 V~76 Vの入力電圧で動作し、バッテリー駆動システムに最適化されており、センサレス制御とエンコーダ・ベース制御の両方のアーキテクチャをサポートします。スイッチング・ノードにおける最適化したdv/dt(<10 V/ns)によって、EMI(電磁干渉)雑音とモーターの音響放射を最小限に抑え、トルク・リップルを低減します。これは、高精度モーター用途にとって重要な利点です。
「EPC91202は、GaN技術がモーター駆動特性をどのように変革するかを示す好例です。高速スイッチング、低損失、統合した検出機能を組み合わせることで、設計者は、開発を簡素化し、システム・コストを削減すると同時に、電力密度を劇的に向上させることができます」とCEO(最高経営責任者)で共同創立者のAlex Lidow(アレックス・リドウ)は述べています。
このインバータは、主要なマイクロコントローラ・メーカーの複数のコントローラ・プラットフォームと互換性があるので、開発者は、既存のファームウエアと開発エコシステムを活用できます。高精度な相電流検出と電圧検出によって、フィールド・オリエンテッド制御(FOC:field-oriented control)や空間ベクトルPWMなどの高度な制御技術が可能になり、高性能モーター・システムを実現できます。
主な機能
- 100 VのeGaN FETであるEPC2361を搭載した3相インバータ
- 最大相電流は70 A peak / 50 ARMS
- 入力電圧範囲は14 V~76 V
- スイッチング周波数は最高150 kHz
- 電流、電圧、温度の検出機能搭載
- 過電流および低電圧の保護機能
- エンコーダおよびホール・センサーのインタフェース
- モーター駆動回路向けに最適化した低雑音スイッチング
EPC91202は、人型ロボットの関節、小型サーボ駆動、ロボット、ドローン、イーモビリティの各プラットフォームに最適です。回路図、部品表(BOM:bill of materials)、ガーバー・ファイルなどの完全な設計サポート・ファイルは、EPC91202の製品ページから入手できます。
米国での参考価格と入手方法
リファレンス・デザイン基板EPC91202の単価は500米ドルです。リファレンス・デザイン基板とデバイスは、米Digi-Keyおよび米マウザーのウエブサイトから購入でき、即座に配送されます。
EPCについて
EPCは、エンハンスメント・モード窒化ガリウム(eGaN®)に基づいたパワー・マネージメント(電源管理)・デバイスのリーダーです。eGaN FETと集積回路は、DC-DCコンバータ、 リモート・センシング技術(Lidar)、イーモビリティ向けモーター駆動、ロボット、ドローン、低価格衛星 などの用途で、最高のパワーMOSFETよりも何倍も高性能です。
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eGaNは、Efficient Power Conversion Corporation, Inc.の登録商標です。
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Maurizio Di Paolo Emilio 電話:+39 3381426036、電子メール:mailto:[email protected]
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