eGaN®パワー・トランジスタは、電力変換特性のバーを上げ続けています。低いオン抵抗、低い容量、大電流、および優れた熱特性によって、高い電力密度のコンバータを実現できます。
エフィシエント・パワー・コンバージョン社(EPC:Efficient Power Conversion Corporation、本社:カリフォルニア州エルセグンド)は2015年5月28日、電力変換特性のバーを上げるeGaN FETを2品種発売しました。2品種とも最大動作温度は150℃で、パルス電流能力は200 A(耐圧150 Vの「EPC2033」)と140 A(200 Vの「EPC2034」)です。用途は、DC-DCコンバータ、DC-DCコンバータやAC- DCコンバータの同期整流、モーター駆動、LED(発光ダイオード)照明、産業用オートメーションなどです。
2品種とも、1 mmのはんだボール・ピッチが特徴であるEPC社の「リラックス・ピッチ」のデバイス・ファミリーの拡張です。実装面積が2.6 mm×4.6 mmと非常に小さいにもかかわらず、高い電流処理能力を実現するために、広いピッチにしたので、デバイスの下に、より大きなビアを追加して配置できます。
開発基板
今回の高性能eGaN FETの評価プロセスを単純化するための開発基板「EPC9047 」を用意しました。この基板は、EPC2033の「回路内」における特性評価をサポートします。すべての重要な部品を搭載し、任意の既存のコンバータに簡単に接続することができます。