評価基板のEPC9192は、アナログ入力、2チャネル、チャネル当たり700 W / 4 ΩのD級オーディオ・アンプのリファレンス・デザインです。このデモ・ボードは、ハーフブリッジ構成でEPCの200
VのeGaN® FETであるEPC2307を使ったグラウンド基準の分割デュアル電源シングルエンド(SE)設計を採用しています。2つのチャネルは、最大1400
W / 8 Ωのブリッジ接続負荷(BTL)モードで構成することもできます。
EPC9192は、スケーラビリティと拡張性を可能にするモジュラ設計です。このマザーボードは、2つの
PWM(パルス幅変調)変調器と2つのハーフブリッジ・パワー段ドーターボードをホストし、ハウスキーピング電源と保護回路など
2チャネルのアンプを実装しています。PWM変調器をカスタマイズすることで、さまざまな変調技術を実装したり、スイッチング周波数を変更したりできます。パワー段もカスタマイズできるため、さまざまなデバイスの評価と比較が可能になります。
EPC9192KITには2つのPWM変調器基板(EPC9558L)が付属しており、LC低域通過フィルタの後に取得されるフィードバック(ポストフィルタ・フィードバック:PFFB)を備えた非同期スイッチング、自励発振PWM変調器を実装しています。スイッチング周波数は約600
kHzに設定されています。2つの200 V、10 mΩのQFN封止eGaN®
FET(EPC2307)と、米オン・セミコンダクターのゲート・ドライバNCP51820を中心に構築したパワー段EPC9558Pも含まれています。
EPC9193KITには以下が含まれます:
マザーボードEPC9192が1枚
PWM変調器ドーターボードEPC9558Lが2枚
パワー段ドーターボードEPC9558Pが2枚
機能
- 700 W @ 2-4 Ω / 350 W @ 8 Ω/チャネル
- BTL対応(1400 W @ 4-8 Ω, >100 VRMS)
- <0.005% THD+N、> 120 dB SNR
- 周波数応答:5 Hz~20 kHz ±0.5 dB
- 過電流、過熱、UVPおよびOVP
アプリケーション
- ホーム・オーディオ:マルチチャネル・ホーム・アンプ、HiFiステレオ・アンプ、サブウーファ
- プロオーディオ:マルチチャネル商用アンプ、プロフェッショナル・ツアー・アンプ、アクティブ・スピーカ、ポータブル・スピーカ、サブウーファ、定電圧アンプ
- 運送用オーディオ:車、ボート、ATV(四輪バギー)向けのアフターマーケット・アンプ