EPC9112:デモ・システム

EPC9112 : A4WP互換、ZVSの D級ワイヤレス・
パワー・システム

EPC9112は、6.78 MHzで動作するA4WP互換、ZVSのD級ワイヤレス・パワー・システム向けの完全なデモ・キットです

ワイヤレス・パワー・システムEPC9112は、以下3つの回路基板で構成されます:
1)給電基板(送信器、またはパワー・アンプ)のEPC9507
2)クラス3のA4WP互換の給電コイル(送信コイル)
3)整流器と直流平滑コンデンサを備えたカテゴリー3のA4WP互換の受電コイル

ワイヤレス・パワーのデモ・システムEPC9112は、A4WP互換、ゼロ電圧スイッチング(ZVS)、電圧モードの高効率D級ワイヤレス・パワー伝送のデモ・キットで、6.78 MHz(最も低いISM帯)で動作しながら直流負荷に最大35 Wまで供給することができます。このデモ・システムの目的は、eGaN®FETを用いたワイヤレス・パワー技術の評価プロセスを単純化することです。ワイヤレス・パワー・システムEPC9112は、3枚の回路基板で構成されます(図1参照)。すなわち、1)給電基板(送信器またはパワー・アンプ)の EPC9507、2)クラス3のA4WP互換の給電コイル(送信コイル)、3)整流器と直流平滑コンデンサを備えたカテゴリー3の A4WP互換の受電コイルです。アンプ基板は、エンハンスメント・モード電界効果トランジスタ(FET)のEPC2007CEPC2038 を搭載し、オプションでハーフブリッジ構成(シングルエンド構成)、デフォルトでフルブリッジ構成(差動構成)となります。システムが確実に6.78 MHzで動作するようにゲート・ドライバと発振器も搭載しています。ワイヤレス・デモ・アンプのこの変更は、ZVSのD級アンプの上側のFETに電力を供給する同期したブートストラップFETを搭載したことです。これによって、上側FETのエネルギーを消費するゲート・ドライバに内蔵したブートストラップ・ダイオードの逆回復損失を排除します。この回路は、この機能のために特別に設計された新しいeGaN FETのEPC2038 を使って実現されています。